就活のはじめ
前回、「自己分析」、「業界決め」の2つの出来事からやりがいを分析したことで「IT業界」で「営業」になると決めた僕はこの2つの要素で就活を始めました。
この要素で探すには莫大な会社の数がヒットし、この中から自分の行きたい会社を選ぶことは到底無理だと感じました。
まぁ、無理というかめんどくさかった。
理系大学生活で後半に差し掛かって実験や講義が専門的になり、それにつれて自由な時間が減っていったため企業選びに時間を割くことの優先順位が自分の中で落ちていったからです。
よって僕は能動的な就活ではなく受動的な就活を選びました。
主に何をしたかというと「オファーボックス」という名前の就活支援アプリに登録しました。
簡潔に言うと僕のことを企業の方に見つけてもらい興味を持ってもらってから企業説明なり面接をするようなシステムです。
このアプリを入れてから割とたくさんのオファーをいただき、いろんな会社説明を受けて、たくさん面接しました。
でもどの企業も、
「当社は社員間の仲が良く~」、「当社はこんなところが強みで~」
のような良い部分だけ紹介している感じがして入社時のギャップが少し悩みでした(まあ新卒に向けた入社してもらうための説明なので当然といえば当然なのですが、、、)。
もやもやが胸中にありながらも内定を少しずつではありますがもらうことができました。
まあこの会社なら入ってもいいかなと妥協できる企業からも内定をもらうことができたので、今貰っているオファーの面接を最後に就活を終えようと思っていました。
残りの面接を消化試合かのように受けていたその中で1つ異質な存在だったのが、僕が入社を決めた株式会社GENZです。
株式会社GENZとの面接
オファー内容としては、技術職としてのオファーでした。
「いやいや営業志望って自己紹介欄に書いてるやん」と心の中で思いながらもオファーをいただいたので受けてみることにしました。
「また会社説明か」と思いながらGoogle Meetsを開いて担当者の方と最初に話した内容が会社説明ではなく就活相談でした。
この面接が就活の糧になるような話をしてもらったとき、
「え、会社説明じゃなくて僕が話すの!?」と驚いたことを今でも覚えています。
初めての形式で準備がまったく意味をなさなかったこともあり、思っていたことを全て正直に話してしまいました。
内定をもらったけど気に入ってはいないこと、このまま入社することが不安なこと、将来のキャリアビジョンが見えないこと等々。
その話に対して分かりやすく説明を加えながら解決策を話してくれました。
なんでも結論が欲しい僕はその話を聞いていてこう思いました。
「この人と仕事するの働きやすそう」
僕の話が終わってから、一応形式として会社説明をしてもらい技術職のオファーでありながらも営業での採用も可能とのこともあり興味を持ち、いつになく前のめりで話を聞いていたら衝撃的なことを言われました。
「新卒でこの会社に入ることはオススメしない」
この言葉を聞いて僕はもうポカーン状態。
「何言ってるのこの人」
僕の頭の中はこの一言で埋まりました。
でもこの言葉はこの会社がダメとかそういう意味ではなく、
「新卒」という人生で一度しかないカードをベンチャー企業に使うことをオススメしないという意味でした。
新卒カードはかなり重要でどんな大企業でも新卒であれば入れる可能性があるが中途だとその難易度が格段に跳ね上がるからです。
ただその一言ではなく続きがありました。
「新卒でこの会社に入ることはオススメしないけど、入ったら後悔はさせない」
この言葉を聞いたとき不思議ときれいごとに感じませんでした。
そして僕は強くこの会社に入りたいと思うようになりました。
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