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テストのプロGENZが選ぶテスト対象端末にすべきスマホ端末50台のお話

新しい機種のスマホ端末がどんどん発売されて増えていくなか、「どのスマホ端末でテストしたらよいのかわからない」というお悩みも出てくるのではないでしょうか。今回はテスト会社であるGENZが、テスト端末を選定する場合にどのような基準で選んでいるか、また現在テストするならこのスマホ端末がよいというおすすめ端末をご紹介させていただきます。

テスト端末として選ぶべき端末50台はこちら!

iOS、Androidを含めると、以下の50台がテスト端末として選定するのが良いと考えられます。

No. OSVer メーカー 機種想定 画面サイズ
(インチ)
解像度
1 iOS Apple iPhone 16 Pro Max 6.9 1290×2796
2 iPhone 16 Pro 6.3 1179×2556
3 iPhone 16 6.1 1170×2532
4 iPhone 15 Pro Max 6.7 1290×2796
5 iPhone 15 Pro 6.1 1179×2556
6 iPhone 15 6.1 1170×2532
7 iPhone14ProMAX 6.7 1290×2796
8 iPhone14Pro 6.1 1179×2556
9 iPhone14 6.1 1170×2532
10 iPhone13ProMAX 6.7 1290×2796
11 iPhone13Pro 6.1 1179×2556
12 iPhone13 6.1 1170×2532
13 iPhone12ProMAX 6.7 1290×2796
14 iPhone12Pro 6.1 1179×2556
15 iPhone12 6.1 1170×2532
16 Android Google Pixel 9 Pro 6.7 1344×2992
17 Pixel 9 6.1 1080×2400
18 Pixel 8 Pro 6.7 1440×3120
19 Pixel 8 6.3 1080×2400
20 Pixel 7 Pro 6.7 1440×3120
21 Pixel 7 6.3 1080×2400
22 Pixel 6a 6.1 1080×2400
23 Sharp AQUOS R9 6.4 1260×2730
24 AQUOS sense8 6.1 1080×2340
25 AQUOS wish4 5.7 720×1520
26 AQUOS R8 6.6 1440×3120
27 AQUOS zero6 6.9 1080×2400
28 AQUOS sense7 6.1 1080×2340
29 AQUOS wish3 5.7 720×1520
30 Samsung Galaxy S25 Ultra 6.8 1440×3200
31 Galaxy S25 6.1 1080×2340
32 Galaxy Z Fold6 7.6 1812×2176
33 Galaxy Z Flip6 6.7 1080×2640
34 Galaxy A55 5G 6.5 1080×2400
35 Sony Xperia 1 VII 6.5 1644×3840
36 Xperia 1 VI 6.5 1644×3840
37 Xperia 10 VI 6.1 1080×2520
38 Xperia 5 V 6.1 1080×2520
39 Xperia 1 V 6.5 1644×3840
40 OPPO Find X8 Ultra 6.82 1440×3168
41 Find X8 Pro 6.78 1264×2780
42 A5 Pro 6.7 1080×2412
43 Reno 10 6.5 1080×2400
44 Xiaomi 14 Pro 6.73 1440×3200
45 Redmi Note 13 6.7 1080×2400
46 Mi 13 Ultra 6.8 1440×3200
47 Huawei Mate X5 8.0 2200×2480
48 P60 Pro 6.7 1440×3200
49 nova 11 6.7 1080×2400
50 Vivo X200 Ultra 6.67 1260×2800

 

GENZが考えるテスト端末選定基準

株式会社GENZではテスト端末を選定する場合に、これらを重要視してテスト端末を選んでいます。

テスト対象システムで推奨環境となっている端末・OSVer

何よりも開発システムの推奨環境での動作が担保されていなければ意味がないため、推奨環境に即した端末は必須で選定することにしています。

OSシェア率

Android・iOSの両OSについてシェア率からテスト対象端末の比率や配分を設定します。

端末販売台数

OS別のシェアとは別に日本国内での販売台数を考慮してメーカー別に端末を選定します。

画面サイズ/解像度

選定した端末について、同じ端末メーカー、シリーズでも画面サイズや解像度がなるべく異なるものを選定することで、画面サイズによる固有不具合や表示欠けなどを検出できるように考慮します。

ハードウェア機能(Bluetooth・カメラ・FelicaNFC)など)

開発対象システムでハードウェア機能を用いる場合を考慮して、ハードウェアの機能や端末スペックを考慮した端末を選定します。

過去のテスト知見

弊社独自の観点として、過去に行ったテスト時に発生した端末固有やシリーズ特有の弱点を考慮した選定をします。

 

 

iOS・Androidのシェア率

iOS・Androidシェア率スマタブinfo で公開されている国内OSのシェアグラフでは、2025年3月31日時点ではAndroidが38%、iOSが61%となっており、iOSを利用しているユーザーが多いことが見受けられます。

参照元)スマタブinfo | スペック検索とシェア率が役立つ国内スマホ・タブレット機種情報サイト(http://smatabinfo.jp/index.html

Androidメーカーのシェア率

Androidシェア率
当社の調べでは、左記のグラフが示すとおり、Androidのなかでも、Googleが多く、続いてSony、Samsung、Sharp、OPPO、Xiaomiと続くことがわかりました。

 

 

主要シリーズのご紹介

Apple(iPhone)

iPhone■メインシリーズ
iPhone16や15などのナンバリングとなっています。

■画面サイズ
4.7インチから6.9インチまでの幅広いサイズラインナップがあります。

■解像度
RetinaディスプレイやSuper Retina XDR ディスプレイを採用し、ピクセル密度が高めとなっています。ハイグレードモデルでは2778×1284ピクセルの解像度を誇っています。

Google(Pixel)

pixel■メインシリーズ
Pixelシリーズです。

■画面サイズ
約5.7インチから6.8インチです。

■解像度
Full HD+やQuad HD+などがあり、近年の端末は画面の大型化に伴い解像度も向上している傾向があります。

Sharp(AQUOS)

AQUOS■メインシリーズ
AQUOS Sense、R、Wishシリーズなどがあります。

■画面サイズ
約5.5インチから6.5インチ程度が主流となっています。安価な端末でも画面サイズが豊富です。

■解像度
IGZOディスプレイを採用したモデルが多く、高解像度のモデルも存在します。

Samsung(Galaxy)

galaxy■メインシリーズ
GalaxySシリーズ、Zシリーズ、Aシリーズなどがあります。

■画面サイズ
約5.8インチから6.9インチ程度の幅広いサイズがあります。最近では折りたたみ端末も販売しています。

■解像度
Quad HD+の高解像度ディスプレイを搭載したモデルが存在しています。

Sony(Xperia)

Xperia■メインシリーズ
Xperia1、Xperia5Xperia10などがあります。

■画面サイズ
6インチ前後が主流。Compactシリーズは少し小さめです。

■解像度
4K解像度のディスプレイを搭載したモデルもあり、映像技術に強みを持っています。

 

※情報は株式会社GENZの独自調べに基づくため、メーカー公表スペック等との差異がある可能性がございますがご了承ください

 

GENZではご紹介した端末を用いたソフトウェアのテストサービスを行っております。
開発しているソフトウェアをどの端末でテストしたらよいか分からない、端末が手元にない…など、テストに関するお悩み・ご質問がありましたら、弊社にて端末のレンタルや選定段階からのご支援を含み、ご対応させていただきますのでぜひお問い合わせください。

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